
実家の庭に芝桜を植えた。
雨が降り、小さな花が咲いた。
それだけの、静かな日曜日の出来事です。
人は「自分が植えた」と思います。
しかし実際には、
土があり
雨が降り
太陽が当たり
命が動き
その中で、花が咲いただけです。
人も芝桜と似ています。
努力しても、
すぐに花が咲くとは限りません。
でも、
見えないところで
静かに根が張られている。
そして、ある日、
ふっと花が咲く。
芝桜は、
「花を咲かせよう」と考えてはいません。
ただ、
命の流れのままに
花が咲いています。
人間だけが、
「自分がやっている」と思っている。
しかし本当は、
行為は起きている。
でも、そこに、行為者はいない。


