2026.5.1

頭で「わかろう」としなくていい

ここまで何度も、「見ている何か」のお話をしてきました。

 

そう書くと、見ている側と見られているものが、 別々にあるように感じます。

でも、ほんとうは、そうではないのです。

 

波と、海。

波は、海の一部。 海の動きそのものが、波です。

「見ている何か」と「思考や感情」も、同じです。

別々にあるように見えて、本当はひとつ。

なぜ、別々に感じるのでしょう。

 

それは、「わたし」という分け目があるからです。

わたしと、わたし以外。 内と、外。

そう分けているのは、思考です。 思考が、線を引いている。

でも、地図の国境線のように、 その線は、引かれているだけ。 本当はない線です。

「わたし」も、ひとつの大きなものが、 今、この形をとっているだけ。

 

別々の存在として、 ぽつんとここにいるわけじゃないのです。

頭で「わかろう」としなくていい。

 

夕焼けを見ていて、時間を忘れた瞬間。 音楽を聴いていて、自分が消えたように感じた瞬間。

その時、「わたし」と「わたし以外」の線が、 ふっと消えています。

その瞬間、あなたはもう知っているのです。

ほんとうは、ぜんぶ、ひとつだということを。

 

次回は、もう一歩深く。 「ぜんぶひとつ」と聞いた時に出てくる、 よくある疑問のお話です。