2026.5.2

巻き込まれているとき

出来事と感情は、

重なって見える。

 

だから、切り離すのはむずかしい。

 

とくに、そこに人が関わると、

思いは強くなる。

 

「あの人がちゃんとしないから、こうなった」と。

 

確かに、そう感じる。

 

けれど出来事そのものを見れば、

ただ、起こっているとも言える。

 

雨が降る。

濡れる。

 

そこに感情はない。

 

一方で、

人が関わると、感情が生まれる。

 

怒りや悲しみ。

それは自然に湧いてくるもので、

止めることはできない。

 

ただ、その感情に巻き込まれているとき、

出来事と感情は一つに見えている。

 

もしかすると、

 

「今、巻き込まれている」と気づくこと。

 

それだけで、

出来事と感情のあいだに、

少しの間(ま)が生まれるのかもしれない。