わたしたちは、「どうして、なぜ」とその原因を
知りたがります。
その答えの一つとして、
「なぜそうであってはいけないのか」
というものです。
人間にとって問題が起こるのは、
私たちは自分の日常生活に対して何らかの
コントロールができるように見えながら、
それにもかかわらず、自分は他者の意志の
無力な犠牲者であり、何らかの超自然的秩序
の支配下にいると感じざるをえないからです。
どうして、なぜを求めるのは人間の業とも
いえそうです。
この宇宙を知る人間の知力には限界がある。
それを自覚することにより、
人間を超えて起こることを
受け入れることができたなら、
どれだけ混乱から解放されることでしょう。
それは何もしないことではなく、
相応しいことを行いつつ、それも大いなる
意志が働いている。
それを受け入れ、ただ、任せることが
楽に生きる上で大切なことにつながる
秘訣ですね。