ミルトン・エリクソンさんはすぐれた催眠療法家として
世界的に知られています。
確かに、催眠によりクライアントが自己変容するのを
導いているのです。
そして、エリクソンさんを知る人たちが、
彼はヒーラーであり、シャーマンでもあると
述べています。
エリクソンさんがヒーリングの基本理念をおしえてくれています。
1 ヒーラーは患者の病状の先にあるものまで見て、患者の強さに
光を当て、それを結集し、限界を越えられるように手助けする。
2 ヒーラーは無意識につながる経路を開き、患者が自分の現実を
異なった目で見ることができるようにする。物語り、シンボル、
共通の神話を用い、儀式、祭礼、試練さえも使って、見慣れた
ものを新しい目で見させる。
3 ヒーラーは、ひとりひとりの患者のために、患者と治療者の両方が
そこに全面的に関わっていくような、それぞれのヒーリング体験を
作りあげる。神経症の患者には、個人的でないもの、よそよそしいも
の、自分の中にないものは伝わらない。
ヒーラーとは、単なる良い医者以上の存在です。良い医者は診断をして、
適切な処方をすることができます。
さらに良い医者は診断をし、患者を治療し、さらに予防処置として患者が
外傷や病原体を避けられるようにします。
ヒーラーは、そのすべてをした上で、患者との個人的なつながりを作り、
魂のレベルで患者にふれるのです。
(ミルトン・エリクソン/アメリカン・ヒーラー)より
エリクソンさんは、ヒーラーであり、シャーマンなのです。
私たちがエリクソンさんのテクニックを分析しても真似事は
できても、エリクソンさんの催眠は難しい。
また、家族の方がエリクソンさんの催眠はできない、
と話しているのも理解できます。
エリクソンさんは、単なるセラピストではなく、
シャーマンであり、ヒーラーさんなのです。
その視点からとらえることによりエリクソンさんを
少し理解できるようになるかもしれませんね。
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