
【私たちは生まれもしなければ、死にもしない】
私たちは肉体を持った存在なのだと思っています。
ですから、肉体が滅びることは死を意味すると
思っています。
また、私とは社会的な生き物として自分を理解しています。
ですから、私は、○○だ。
その○○は生まれてからの自分を現わしています。
性別、年齢、成育歴、社会歴などを自分だと思っています。
その私は、ちょうど映画の中の登場人物の役割をしています。
そのドラマの中での自分をそれが自分だと思い込んでいます。
はたして、そうでしょうか。
誰もが、映画の中の自分とは、別の自分を知っています。
その自分とは、映画を観客席から見ている自分です。
その自分とは映画の中でどんな役をしていても、その役者とは
関係ない自分なのです。
悩みや不安や体のことで気がかりなこととは、役者としての
自分なのです。
映画という人生の役者とは別に本当の自分がいるのです。
その自分とは、思考、感情、肉体の更に深いところに
静かにたたずんでいます。
そして、その存在とは、肉体とは関係なく存在しています。
ですから、私たちの本質は役者ではなく、その静かな存在と
しての自分です。
もともと、存在していたのです。
ですから、私たちは生まれもしないし、死にもしないのです。


