私の住んでいる集合住宅では、
フトンを干すときに、布団を
叩かない内規があるらしい。

ある人は晴れた日には先ずフトンを
干す。

そしてパタパタを音お立てて、
ふとん叩きをする。

かなり響く。

階下の人は、ほこりが
落ちて来るので嫌がっている。

私のクリニックでも同様な事があった。

直ぐ上に住んでいた人が、
一日二回、すごい音を立ててふとん叩きを
した。

丁度、催眠セッション中と重なる事が
多かった。

この音も気にすれば、気になる。

この音も最初は気になったが、
やがて、それ程気にならなくなった。

やがて、引っ越しをしたのか、
フトン叩きの音はなくなった。

気にしなければ、音が鳴っているだけ。

それ以上でも以下でもない。

そこに気持ちを乗せると、
感情が湧いて来て、非常識だとか、
迷惑だと思える。

ただ、起こることは起こる。
そのことをどう捉えるかは、
人により異なる。

判断をしない生き方に
近づけば、近づくほど、
生き方は楽に、軽くなる。