普段誰もいないあきる野戸倉の実家。
紅梅はちゃんとけなげに咲いている。

人間は「感情の動物である」
といわれている。

日常生活では感情的になる、
そんなことはたまにある。

しかし、国のトップ同士の階段で
感情をむき出しにしてぶっつけ
合うのは珍しい。

多くの場合には、トップ会談は
形式的であり、既に下準備が
できている。

この前のトップ会談はわざと
仕掛けたとの説もあるが、あの場面
では相当興奮していた。

国と国との大事な交渉が、
趣味が合うからとか、逆に
感情的になって、決められる。

そうなっては困ると思うのだが、
歴史は案外この様な個人的な
感情で左右されるのかもしれない。

まさに、感情むき出しは潜在意識に
つながり、催眠状態だ。

理性・知性の顕在意識は置き去りに
されてしまう。

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