ミルトン・エリクソンの書物の中で、
確か一か月くらい催眠状態の二人の
女性の話しが出て来る。
詳しくは覚えていないが、エリクソンさんが
「どうして催眠状態にいるの?」と尋ねた。
2人は「この状態が心地よいから」と
答えた。
不確かだが、こんな内容だったと
記憶している。
そんなことがあるのか、と思っていた。
そんなに長期間催眠状態で、しかも、
日常生活は送れている。
最近、そんな状態もあり得るのでは
と思うようになった。
あり得るのではなく、あるのだ。
あっても不思議ではないんだ。
催眠状態とは潜在意識につながった
状態であり、顕在意識より潜在意識が
上回っている状態なんだ。
実は、潜在意識につながっていると
心地よいのだ。
決して、催眠状態の人が心地よいと
自覚しているのではない。
むしろ、普段には不平・不満が多い。
しかし、その催眠状態が心地よいのだ。
アディクションといわれている嗜癖も
そういう状態だと思う。
日常生活で一瞬だけ、催眠状態が
解かれる。
喫煙にしても、飲酒にしても、
それは催眠状態になってしまうので、
なかなか自分の意志が働き難い。
しかも、その状態は気持ちがいいのだ。
いったん、この状態を体験して、
その世界に没入してしまうと、
そこから抜け出るのは難しい
こともある。
その様な状態の人には、
催眠を誘導jするのではなく、
いかに催眠を解くかが鍵になる。
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