2025.4.30

〜バガヴァッド・ギーターに学ぶ~ ②

昨日は本当に久しぶりに自宅から
溝の駅まで4キロ弱の道を歩いた。
最後は足が勝ってに歩いていた。

途中、平瀬川の川岸を歩くのだが、
ちょうど、鯉のぼりの季節、
小さな鯉や金魚がいっぱい
泳いでいた。

結果を手放す勇気  カルマ・ヨーガ”の智慧

「行為に執着するな。結果を求めて行動するな。

行為を放棄することもない。」

――これはバガヴァッド・ギーターの中でも、

もっとも深く、そして実践的な教えのひとつです。

私たちは日々、何かを

「得るため」

「成功するため」

「評価されるため」

に行動しています。

けれど、その結果に心を奪われた瞬間、

私たちの行為は純粋さを失い、

苦しみの原因となってしまいます。

なぜ「結果」に執着してしまうのか?

「努力しても報われなかったらどうしよう」

「これだけ頑張ったのだから、成功しないと意味がない」

――そう考えてしまうのは自然なことです。

しかし、ギーターはそこに落とし穴があると指摘します。

結果に執着する心は、

不安

焦り

怒り

自己否定

といった“心の波”を生み出すのです。

そして、結果への執着が強ければ強いほど、

逆にその行動の質は下がってしまう

まるで手に汗を握りしめすぎて、

大切なものを落としてしまうかのように。

行為を「神への捧げもの」として行う

ギーターが説く「カルマ・ヨーガ」とは、

“無私の行為”を意味します。

行為そのものを神(あるいは宇宙、真理)への捧げものとし、

結果に心をとらわれず、ただ「なすべきことをなす」。

この姿勢こそが、私たちを本当の自由に導いてくれるのです。

成功しても傲慢にならず、

失敗しても自己否定しない。

なぜなら、結果はすでに神の手の中にある

という確信があるからです。

現代に生きる私たちへのメッセージ

この教えは、ビジネスにも、子育てにも、

人間関係にも深く応用できます。

たとえば:

プレゼンがうまくいくかどうかではなく、

「自分の思いを真摯に伝える」ことを目指す

子どもがどう育つかよりも、

「愛をこめて関わる」ことに集中する

他人がどう評価するかよりも、

「誠実な行為を積み重ねる」ことに心を向ける

私たちは行為を選ぶことはできても、

結果をコントロールすることはできません。

だからこそ、手放しながら、しかし真剣に――

ギーターは、そんな生き方を私たちに教えてくれているのです。

5月10日(土)午前10時からの
「​フラシュテクニック​」の
ワークショップはどなたも参加
出来ます。
心と体を統一するシンプルで
強力な癒しの手法です。