目黒川の夕暮れは静かだった。
「なぜ、私はこの人生を選んだのだろう?」
そんな問いが、ふと心をよぎることはありませんか?
実は私たちの魂は、一度きりの人生だけで完結するものではありません。
古代から多くの文化や哲学が語ってきたように、
魂は何度も生まれ変わり、学びと成長を続けていく存在です。
インドの聖典『バガヴァッド・ギーター』では、
クリシュナが弟子アルジュナにこう語っています。
「私は無数の生を経てきた。
あなたもまた、そうである。
だが私はそれをすべて知っている。
あなたは忘れているだけだ」
この言葉は、私たちの本質が肉体ではなく、魂であること、
そしてその魂は永遠であり、何度も輪廻を繰り返しながら、
愛・赦し・信頼・真実といった深い学びを重ねていることを教えてくれます。
ある人生では「与えること」を学び、
ある人生では「失うこと」から感謝を知り、
またある人生では「孤独」を通して内なる神聖に触れる――
魂は、自らが必要とする学びを選び取って、
舞台としての人生を創造しています。
ですから、いまの人生で経験している人間関係や課題、
繰り返されるパターンも、
すべて意味があるのです。
「なぜ自分ばかりがこんな目にあうのか」
「どうしてあの人に出会ったのか」
その奥には、魂が望んだ成長のシナリオが隠されています。
目の前の困難は、魂にとっては“教材”。
成功も失敗も、他人との関係も、
すべてが「学びの場」です。
だから焦らなくていいのです。
誰かと比べなくていいのです。
あなたの魂は、あなたにとって最も必要なタイミングで、
必要な体験をもたらしています。
そして今日という日もまた、
魂の旅の大切な一歩です。
「この出来事は、私の魂に何を教えてくれているのだろう?」
そんなふうに問いかけてみると、
日常のすべてが輝きはじめるかもしれません。
魂は、今日も静かに、確かに、成長を続けています。
何度も生まれ変わりながら――。
5月10日(土)午前10時からの
「フラシュテクニック」の
ワークショップはどなたも参加
出来ます。
心と体を統一するシンプルで
強力な癒しの手法です。