階段に沿って、一生懸命移動中。
将来どんな姿になるのかなあ~
たとえば…
エアコンのリモコンが見つからないとき、
どうしてもテレビのチャンネルが自分の好きな番組にならないとき、
気づくのです。
「私は、なんでもかんでも、
自分でコントロールしないと気がすまない性格なんだな」と(笑)。
でもね、人生ってリモコンが効かないときのほうが、
案外ドラマチックなんですよ。
あれこれ予定を立てて、完璧な一日を演出しようとしても、
急な雨で計画変更。
相手のひと言にモヤモヤして、内なる評論家が大忙し。
もう、疲れますよね。
そこで、私はある日ふと、こう思ったんです。
「コントロール、やめてみようかな」って。
全部自分で決めて、自分で動いて、結果にも責任を持って…
それ、立派だけど、しんどい。
そもそも、他人の気持ちや天気や世界の動きを、
ぜんぶ思い通りにしようなんて、無理に決まってる。
そこで試してみたのが、“委ねる”という方法。
たとえば、
うまくいかない日は「ま、いっか」とつぶやく。
相手の言動にモヤッとしたら、「宇宙の気まぐれかもね」とニヤッと笑ってみる。
自分のやることはきっちりやって、あとは天にお任せ。
これだけで、心がスーッと軽くなるんです。
不思議なことに、「どうにかしなきゃ!」と力んでいたときよりも、
人も物事も、驚くほどスムーズに流れ出すんです。
まるで、川の流れに体をあずけたような感覚。
あっ、流されてるわけじゃないですよ?
流れに乗ってるんです。あくまで自力で、でも脱力で(笑)
手放すって、勇気がいります。
でもその勇気は、心を自由にする鍵。
固くに握りしめていたリモコンをポイッと手放したら、
人生という番組は、意外と面白くなるかもしれませんよ。