2025.4.26

私たちの旅は続く

今朝の等覚院のツツジ。
まさに、満開です。

私たちが「死」と呼ぶ現象は、本当に終わりなのでしょうか?

多くの文化や聖典、そして臨死体験者たちは、

口をそろえてこう語ります。

「死は終わりではない。旅路のひとつの節目にすぎない」と。

 

インドの聖典『バガヴァッド・ギーター』において、
クリシュナは次のように語ります。

「この魂は生まれることなく、死ぬこともない。」

それは生じることも消えることもなく、永遠に存在し続ける」

この言葉が示すように、私たちの本質である魂は、
肉体を超えた存在です。

肉体は時間とともに生まれ、育ち、やがて衰えますが、

魂は変わることなく、絶えず存在し続けています。

たとえるなら、

魂は旅人のようなものです。

一つの肉体という「宿」に滞在し、そこから学び、愛し、

体験を積み重ねると、新たな宿へと移動していきます。

その旅は、単なる直線ではなく、

円環を描くように、成長と深化を重ねながら続いていくのです。

だからこそ、

死を恐れる必要はありません。

そして、今この瞬間をどう生きるかが、

永遠の旅における次の一歩を決めるのです。

私たちが今日、誰かを思いやったこと、

誰かを許したこと、心から笑ったこと――

これらはすべて、魂の光となり、

永遠の旅路に刻まれていきます。

死を越えてなお続く命の旅を思うとき、

「今この瞬間」も、かけがえのないものに変わります。

 終わりではなく、

始まりへ。

私たちは今日も、静かに、そして確かに、永遠の旅を歩んでいます。

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