
ベンジャミン・リベットは、「自由意志」の存在に疑問を投げかけた脳科学者だ。
人の意識的な行動の前に脳内で「準備電位」という無意識の活動が始まることを発見した。
自由意志に関する議論を巻き起こしました。
この実験は、行動の意思決定が無意識の脳活動によって先行して決定されている可能性を示唆した。
この事が哲学や科学界に大きな影響を与えましたが、
その解釈には様々な意見があります。
この実験に関してはいろいろな意見があるものの、
キリスト教、ヒンズー教、イスラム教、仏教も
「行為は行われても行為者はいない」と指摘している。
ここで登場するのが、エゴ(自我)だ。
私たちは自分の意志で自由に考え、行動している、
と思っている。
ここの個人、個人の存在が分離感を生む。
また、そうなると自己の行動には責任を生じる。
社会の仕組みも中で、社会的な罪を犯せば、
罰せられる。
悩みや心配事も個人にある。
だから、私は心配している。
私⁼心配となる。
私⁼病人となる。
起こっている事と、「私」は
同一でないとする。
心配も病気も実は私ではない。
病気が私を通じて起こっている。
私⁼肉体ではない。
この非常識と思える考え方だが、
意識を考える上でとても興味深い。


