妻が言った。
「トマトの中で芽が出ている。
確かに、発芽している。
初めて見た。
「病気に乗っ取られる」
摂食障害の患者さんの
母親の言葉。
確かに、精神的疾患を現わす
言葉として心に届く。
まるで、人が変わったように
別人になる。
病気に憑依されているようだ。
私たちは自分で、自分を
コントロールできると思っている。
ただ、人間は強いようで、
案外もろいところがあるのではないだろうか。
社会的に厳しい職場では、
過労により病気になる人は多い。
本来、病気は本人に気づいて
欲しい、という潜在意識からの
アラームである。
それが、無視されると
過剰にブレーキが利きすぎる。
そうなるとブレーキを
外せなくなる。
その状態が「病気に乗っ取られた」
と表現される、心に響く言葉だ。
興味が湧いたら先ず行動
「催眠療法はじめての一歩」