
の静けさの中で、
浮かんでくるのは、
生きる事の大変さだ。
話しを伺っていると、
よくも困難な人生を
生き抜いてきた。
特に幼少時の体験は、
大人になってからも、
残っている。
何しろ、小さい頃は
自分では生きて行けない。
誰かに頼らざるを得ない。
そのためには、嫌われては
生きて行けない。
そのことを本能として
知っている。
本来は、のびのびとして
自由な筈だ。
でも、両親を始め、
周りの人の顔色を伺う。
この事も生きて行くために、
自然に身に着けて行く。
やがて、いつの間にか、自分自身よりも周りの
事を気にするようになる。
自分というものを、
周りの人たちの見かた、
価値観で判断するようになる。
その縛られた自分からの解放が、
「催眠療法」にはある。


