
宇宙の流れに乗る、
という言葉があります。
私たちは普段、
自分が人生を運転しているように感じています。
どの道を進むか。
どこで止まるか。
どれだけ速く進むか。
すべてを自分で決めている、
そう思って生きています。
けれど、ふと立ち止まってみると、
本当にそうなのでしょうか。
思考は、自然に現れ、
感情もまた、自然に湧いてくる。
出来事もまた、
思い通りにならないことが多い。
そう考えると、
私たちは運転しているというより、
すでに流れの中に運ばれている存在なのかもしれません。
ドライバーとして生きるのではなく、
同乗者として生きる。
無理に進もうとしなくても、
流れはすでに動いている。
川の水のように、
石があればそれを避け、
自然に進んでいく。
力を抜いたとき、
その流れは、少し見えてきます。
乗ろうとしなくても、
私たちはすでに乗っている。
それに気づくこと。
それが、
宇宙の流れに乗る、
ということなのかもしれない。
ハンドルを握っていたと思っていたが、
ただ、景色は流れていた。


