心と体をつなぐ神経路
名古屋大学と国立研究開発法人日本医療研究開発機構の発表資料より
テルモ体温研究所の資料によると
心と体をつなぐ“架け橋”が見つかった
脳の中には、視床下部という部位があります。視床下部は、内臓の働きやホルモンの分泌を支配し、体温や脈拍を調節するなど、体を調節する自律神経の中枢です。心理的なストレスを脳が感知すると、その情報が視床下部に伝えられるのですが、その通り道がわかっていませんでした。動物実験の結果から、この情報が伝わる通り道(神経路)が見つかったのです。 新しく見つかった情報が伝わる通り道(神経路)は、いってみれば、心と体をつなぐ“架け橋”のようなものといえるでしょう。
ストレスを感じたという情報が視床下部に伝わると、自律神経の働きで、脈拍が速くなって心臓がドキドキしたり、血圧が高くなったり、体温が高くなったりします。
「心因性発熱」という病気は、強い心理的なストレスが引き金になって、高体温が続く病気です。やっかいなことに、この病気による発熱は、解熱剤が効きません。感染症の時に起こる発熱とは、違う仕組みで体温が上昇しているからです。
ストレスを受ける時、
それがどの様に体に伝わるか、
わかっている様でわかっていなかったのですね。
私たちの体の仕組み、
特に心が体にどの様に影響を与えているか。
更に、感情と臓器の関係も
昔から図のように示されています。
心が体にどの様に影響しているか。
内蔵との関係もこの様に
怒り=肝臓
喜び=心(臓)
思い悩む=脾(臓)
悲しみ=肺
恐れる=腎 (臓)
感情を表すとされています。
これらの感情が
どのように臓器と病気に
つながっているか。
興味がありますね。