不安はどこから来るのか。
それは意識を未来に向けた
時に起こる、といわれている。
未来はわからない。
誰もが抱えている。
私たちは起きている時には
意識を、過去、現在、未来の
どこかに置いている。
気づかない内に、意識は
自動的にこの三つの間に
行き来している。
後悔したり、悔やんでいる時は
過去に意識が向いている。
心配や不安は未来に意識が
向いている。
多くの場合には、この
過去、未来の間を意識が
行き来している。
現在に意識を置くのは、
登山でいえば、頂上に立った時だ。
登りが未来に対しての不安、
下りが過去の後悔。
肝心の頂上にいる時間は
短い。
実は、頂上にいる時、
即ち、今にいる時には、
意識は水平軸の過去、
現在、未来の軸から、
垂直軸に意識が向く。
その時には、私たちの
意識は催眠でいえば、
潜在意識につながった
状態になる。
この時に潜在意識の過去の
記憶の中に入らず、更に、
深く入る。
そこは超意識或は真我の
意識状態だ。
今朝の天気の様に雲が重く
垂れこめている。
普段はこの状態が
殆どだ。
ところが、その雲の上には
太陽が輝いている。
その太陽の光は曇っていても、
地上に日中は届いている。
雲の上の世界につながっていて、
その恩恵を受けている。
時々、雲の間から差し込む
陽の光を感じることは
あっても、瞬間で終わる。
陽の光を長く浴びるためには、
意識的に今につながる必要がある。
その時、不安、後悔から解放され、
本来の真我~大いなる存在に
つながれる。
誰にでも簡単にできるが、
先ず、意識をするところが
入口になる。
そこから先にどこに
導かれるかは、私たちの
能力で知ることはできない。
唯一できることは、
委ねることなんだ。
7月5日(金)20時~「催眠療法はじめての一歩」
半歩を踏み出しませんか。