久しぶりに新幹線の窓から富士山を眺めた。
その神々しい姿に懐かしい記憶が蘇った。
それは、非常勤で「フジヤマ病院」に数年前まで、
勤めていたことが思い出された。
人々はしばしば「私はこういう人間です」と自己紹介をする。
それは自分自身をどう捉え、どう評価しているかの表れだ。
しかしその言葉を聞いたとき、周囲の人々が必ずしも同じように感じるわけではない。
このずれは何なのだろうか?
実はこの「内側の自分」と「外側の自分」には常にギャップが存在する。
内側の自分とは、自己評価や自己認識によって形成された自分のイメージ。
一方、外側の自分は他人の目を通して映し出される自分だ。
この二つの視点が完全に一致することは稀で、その差が少ない人ほど、
自然体で生きているように思える。
それにしても、私たちは日々このギャップと向き合いながら生きている。
そんな中で、今日も一日、自分が本当に楽しいと感じることに時間を使いたい。
たとえば、この連休中は好きな音楽を聴きながら、または本を読みふけることで、
自分自身を見つめ直す時間を持つのもいいだろう。
そして、そうやって過ごす時間が、自分自身とのギャップを少しずつ縮めていくのかもしれない。