2023.7.15

久しぶりのかき氷

夏の久方ぶりの再会、それがかき氷でした。
まるで冬眠から覚めたクマがハチミツを見つけたかのような喜び。

しかし、その舌触りの感動を忘れずに保存したくて、
一口を噛みしめた後に慌てて思い出しました。

そうだ、写真を撮ろう。
だが、形はすでにちぐはぐになってしまった、まるで時間と戦いでした。

妻は「なにやっているの!!」とあきれ顔でした。

 

医療の世界も、そのかき氷の一部分に似ていると感じることがあります。
その本質は、患者さんの要求にどれだけ応えられるか、
それが求められる誠心誠意の奉仕。

かき氷が溶ける前にその美味しさを共有したいと願うように
、私たちは患者さんの期待に応え、喜びを与えることを願っています。

 

しかし、それは同時に非常に困難な挑戦でもあります。
なぜなら、理解しようとしてもしっかりと掴めないことがあるからです。

時には、自分自身の都合が先行してしまうこともあります。
その瞬間、私たちはその患者さんが求める最良の医療とは何か、
どこまでそれを貫くことができるのか、という問いに直面します。

 

これこそが、私たち医療者が向き合うべき課題です。
私たちのかき氷が溶ける前に、
患者さんの期待に応えることができるよう、
引き続き誠心誠意の努力が大切なのですね。

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