私たちはふと、「死んだらすべて終わりなのだろうか」と
不安になることがあります。
特に、真夜中でふと目覚めた時、不安にかられる時があります。
けれど、『バガヴァッド・ギーター』には、こんな言葉があります。
「魂は決して滅びない。火にも水にも風にも傷つけられない」
それはつまり、私たちの本当の姿――魂(アートマン)は、
永遠に生きているということです。
ふだん私たちは、身体や性格、名前や役割を“自分”だと思っています。
けれどそれは変わっていくもので、
本当の「自分」はもっと深いところにいます。
怒ったとき、悲しんだとき、
その感情をどこかで冷静に見ている
「もう一人の自分」に気づいたことはありませんか?
それが、真の自己=魂です。
身体はいつか終わっても、
魂は生まれ変わりながら、
旅を続けていきます。
だから、死をそれほど恐れなくてもいいのです。
大切なのは、今をどう生きるか。
女性のスピチュアルマスターが
「死んだらどうなりますか?」と質問をされました。
そのマスターは「私は今に生きるのが忙しいので、
死んだ先は考えられません」と言ったという。
過去や未来にとらわれず、
「今ここ」を丁寧に生きること。
そのとき、魂は静かに目覚めて、
あなたに語りかけてきます。
あなたの中には、静かで、優しくて、
強い“本当の自分”がちゃんといます。
どうかその存在を忘れないでください。
そして今日も、その魂とともに、
自分らしい一日を歩みましょう。
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