心理療法のモデルとして、
河合隼雄先生は4つを挙げている。
医学モデル
教育モデル
成熟モデル
自然(じねん)モデル
そこには「治す」タイプと
「治る」タイプの治療者が
あると岸本先生は述べている。
医学や教育のモデルは
「治す」タイプに属す。
一方、成熟や自然のモデルは
「治る」タイプに属する。
「治す」タイプの治療者は、
それを行う為に、それを行うために、
自分がよって立つ理論をクライアントの
方を併せようとし過ぎて、クライアントの
本来的な生き方を歪ませないようにしていないか、
を常に反省する必要がある。
「治る」ことを強調する治療者は、
クライアントの自主性という考えに甘え、
治療者の責任や能力という点で激しさに
欠けることがないかを反省すべきである、
と釘をさしている。
「治す」ことに重点を置いているのが、
西洋医学であり、「治る」ことに重点を
置いているのが、補完・代替医療と
いえます。
「治す」医療は主体が医療者にあります。
そこでは、医者が患者を治します。
「治る」主体は医療者ではなく、患者側
に移ることになります。
私の目指す、補完・代替医療は自然治療とも
いえます。
ホリスティック(全人的)な医療とも言えます。
それは「治る」ことを目指し、治療の主体が
患者に移るのです。
あくまで、患者自身の治癒力を
発揮して、自らが「治る」状態に
なることです。
この「す」と「る」の言葉により、
医療者と患者の立場が逆転するのです。
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鈴木講師による生の演奏で
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