2025.8.21

【連載①:催眠療法入門】第4回

「催眠」と聞くと、多くの方は特別な状態や不思議な力を

イメージするかもしれません。

 

しかし実際の催眠状態は、

とても自然で日常的なものです。

 

今日は、その正体について見ていきましょう。

 

催眠は特別なものではないのです。

多くの方は誤解されているのです。

 

催眠は、意識がリラックスしながらも集中している状態です。

 

実は、私たちは普段の生活の中でも自然に

催眠といえる状態に入るのです。

 

例えば:

 

本に夢中になって、時間を忘れてしまうとき

 

車を運転しながら、気づいたら目的地に着いていたとき

 

映画を観ていて、涙が止まらなくなるとき

 

これらはすべて「覚醒催眠状態」といえるのです。

 

目を閉じてリラックスした催眠とは異なるのです。

 

 

催眠状態の特徴

 

催眠状態には、いくつかの特徴があります。

 

集中の高まり

不要な情報がしずみ、特定のイメージや言葉に集中できます。

 

リラックスと覚醒の同居

体は深くリラックスしていても、心は研ぎ澄まされているのが特徴です。

 

潜在意識への扉が開く

普段は顕在意識に守られている潜在意識にアクセスしやすくなります。

 

催眠療法と催眠状態

 

催眠療法では、この状態を活用します。

 

催眠状態に入ると、普段は気づけない感情や記憶が表に現れ、

また新しい暗示が潜在意識に浸透しやすくなります。

 

これにより、習慣の改善や心の癒しが促されるのです。

 

日常での気づき

 

「催眠は特別なものではない」と理解できると、

私たちの生活の中にヒントを見つけられるようになります。

 

例えば、緊張して眠れない夜に呼吸を整えるだけで、

副交感神経が優位になり、軽い催眠状態に入り、

自然に眠りにつけることもあります。

催眠療法のプロフェッショナルな出発点は、
822日(金)20時~「​催眠療法はじめての一歩​」

でお待ちしております。