2026.5.15

本当の私とは誰だろう

私たちは、

「私」という存在を、とても強く信じている。

普通は「私」と一体化しているので、疑いもしない。

だから、

「私が頑張った」

「私が失敗した」

「私が認められた」

「私が傷ついた」と。

当たり前のごとく思っている。

しかし、その「私」は、

本当に確かなものなのだろうか。

よく見てみると、

その「私」は、

記憶や経験、他人からの評価、

過去の出来事によって作られた、

一つの物語のようにも見えてくる。

そこには、

傲慢さも生まれる。

「自分は正しい」

「自分は特別だ」と。

同時に、

罪悪感も生まれる。

「あの時こうすれば良かった」

「自分が悪い」と。

けれど、それらはすべて、

「私」という幻想を守ろうとする動きなのかもしれない。

では、本当の私は何だろう。

それは、

何か特別な存在になることではない。

思考や感情を、

少し離れて見ている静かな気づき。

その奥にある、

ただ在るもの。

そこには「私」はいない。

ただ、起こったという「気づき」

が残る。

物事は私ではなく、私を通して起きる。

そこに触れると、

「私」を守り続ける緊張が少しゆるむ。

風は流れ、

花は咲き、

鳥は鳴く。

それと同じように、

人生もまた、静かに流れていく。

軽やかに、

そして爽やかに。

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