「心が軽くなった」「体の痛みが和らいだ」
これは催眠療法を体験した多くの方が語る言葉です。
催眠が不安や痛みといった症状に変化をもたらすのは、
単なるリラクゼーション効果ではなく、
潜在意識の力を直接活用しているからなのです。
潜在意識と心身のつながり
私たちの体は、無意識の指令に強く影響を受けています。
緊張すると肩がこる
不安を感じると胃が痛む
嬉しいと自然に笑顔が出る
これらはすべて「心が体を動かしている」例です。
潜在意識は感情の源であると同時に、
自律神経やホルモンの働きにも影響を与えています。
自律神経では副交感神経が優位になります。
ドーパミンやエンドルフィンが増えるのです。
催眠での変化
催眠状態に入ると、潜在意識は柔らかく開き、
普段の思考では届かない領域に働きかけられます。
不安や恐怖症:潜在意識に根づいた「危険」という思い込みを書き換え、
安心感を育む。
慢性痛の緩和:痛みの「感じ方」に変化を与え、
過剰な反応を静める。
不眠の改善:心の緊張をほどき、
自然な睡眠のリズムを取り戻す。
つまり、催眠は「心」を通じて「体」を癒す橋渡しとなるのです。
潜在意識が「心」と「体」を結んでいるので、
総工性
実際のイメージ
例えば、心に重い石を背負っていると想像してください。
歩くのも大変で、体に痛みが出るかもしれません。
催眠療法は、その石を一つひとつ下ろしていくようなものです。石が軽くなれば、自然と体も軽やかに動き出します。
私たちは「ソマティクヒーリング」という手法を用いて、
催眠下で体の細胞に働きかける事で、体の不調を調整します。
催眠療法は「症状そのもの」を直接消す魔法ではありません。
しかし、心と体をつなぐ潜在意識に働きかけることで、
症状の背景をゆるめ、癒しのプロセスを加速させるのです。