「言葉には力がある」と言われます。
心に響いた一言で勇気をもらったり、
逆に誰かの言葉で深く傷ついた経験は、
誰にでもあるのではないでしょうか。
催眠療法の基本である「暗示療法」は、
この“言葉の力”を意識的に活用する方法です。
暗示とは?
暗示とは、言葉やイメージを通じて心に影響を与える働きです。
特に催眠状態では、潜在意識がオープンになっているため、
暗示が深く浸透しやすくなります。
例として、
「あなたはリラックスしています」 → 実際に体が緩み、呼吸が落ち着く
「自分にできる」 → 行動のブレーキが外れ、前に進みやすくなる
暗示療法の特徴
暗示療法には、いくつかの重要なポイントがあります。
ポジティブな方向性
否定形よりも肯定形を用いることで、潜在意識が受け入れやすくなります。
潜在意識は否定形がわからない、と云われています。
繰り返しの効果
同じ暗示を繰り返すことで、潜在意識に新しいパターンが刻まれます。
繰り返す事により習慣化されやすくなります。
イメージとの結びつき
言葉に加えて映像的なイメージを伴うと、暗示はより強力になります。
イメージは見る、聞く、感じる、味、臭いの五感なのです。
催眠療法と暗示
催眠療法では、クライアントを催眠状態に導いた上で、
必要に応じた暗示を与えます。
たとえば:
禁煙:「タバコの煙はもう必要ない」
自信回復:「あなたの内側から力が湧き上がる」
痛みの緩和:「体の感覚がだんだん軽く、楽になっていく」
暗示は外から押しつけるのではなく、
その人の望みと調和する形で用いられるため、
自然な形で潜在意識に受け入れられていきます。
日常での気づき
実は、私たちは普段から「自己暗示」を使っています。
「どうせ無理だ」と言えば、本当に力が出ません。
「やってみよう」と言えば、意外にうまくいくこともあります。
日常の言葉づかいに少し意識を向けるだけで、
自分自身を支える暗示を取り入れることができるのです。
催眠療法のプロフェッショナルな出発点は、
8月22日(金)20時~「催眠療法はじめての一歩」
当日、思いたったら申し込んで下さい。