2025.5.22

病な何を意味しているのだろうか。

五月晴れの、森の中。爽やかな風に包まれて、
静かな穏やかな時間が流れて行きました。

「このままガンが治らなかったらどうしよう…」

そんな思いにとらわれ、多くのガン患者さんが抱く想いです。

そして、多くのガン患者さんが、病と向き合う時、肉体の回復ばかりを願い、

治療法を探して右往左往します。

もちろん、それは当たり前、自然なことです。

しかし、それだけに囚われてしまうと、
大切な“気づき”を見失ってしまうのです。

補完・代替医療も含めて、具体的に何をすればいいのかを

模索します。

世の中には情報が溢れかえっています。

SNSでこれでもか、これでもか、と鷹が狙った獲物を

捉えようとするように、情報をガン患者さんに集中して提供します。

その情報の中で溺れてしまう程です。

しかし、本当の意味で、病が私たちに伝えようとしていること

それは「魂の存在に気づいてほしい」というメッセージかもしれません。

病は、肉体だけでなく心をも揺さぶり、

日常のあたりまえを一つずつ手放させてくれます。

それは苦しみであると同時に、

意識を内側へと向けるきっかけでもあるのです。

「私は何のために生きているのか」

「この体を超えた私とは、何者なのか」

命の原点に立ち返り、忘れていた本当の自分に

思いを馳せた時。

そんな問いが心に芽生えたとき、
あなたはすでに選択の道を歩きはじめています。

肉体の治癒とは別に、魂はいつでも癒され、

磨かれ、光輝いていきます。

病は敵ではなく、

神の計らいの中にある“魂へのギフト”。

そこに気づいたとき、あなたの生き方は、

静かに、しかし確かに変わりはじめる筈です。