昨日、絶望を知る、について書きましたが、
このことは深い内容ですね。
「あなたは絶望を知っていますか?」
と問われて、「はい、私は死っています」
と即答できる人は少ないですね。
絶望を知っているを、絶望を経験したであろう、
に置き換えると見えてくるものがあります。
それは、身体的に絶望状態に陥った時です。
ホーキング博士は21歳のときにALS
(筋委縮性側索硬化症)という難病に不治の
病に罹りました。
ホーキング博士がALSと診断されても絶望せずに、
前に進み続ける精神を与えたのは、病院で目撃した
白血病の少年でした。
余命いくばくもないと知らされた衝撃のなか、
ホーキング博士は彼の死を目撃しました。
自分は最悪の運命だと思っていたが、
そうではなかった。
自分よりもっと不幸な人がいる。
そんなふうに思い直して、ホーキングは自分を
憐れみたくなりそうになったときは、いつも、
その少年のことを思いだして、自分に鞭をいれて
いたのでした。
「死刑宣告を受けたが、まだ執行猶予期間。
その間に、少しでも善いことをしたい」
というのがホーキングの願いだったようです。
~ホーキング博士人類と宇宙の未来地図より~
確かに難病に罹った人が絶望の状態から
生きる価値を見いだす。
すると、今までとは違った景色が
見えてくる。
当然、価値観も生き方も変わりますね。
5月7日(日)鈴木ひろえ講師による
「志命」のひも解きワークショップ、が開催されます。