会話を上手に行うコツについてお話しましょう。
それは、一般的な会話でも、もちろん、有効です。
特に、聴くこと、話すことを職業にしている人に
とってとても大切なことだからです。
この聞き取り、臨床面談が苦手だと思っている
セラピストさんがとても多いのです。
そのコツを世界的なヒプノセラピストである、
トリシア・カエタノが教えてくれています。
コツは二つのことを意識することです。
一つは「オープンクエスチョン」
一つは「アクティブ リスニング」
この二つなのです。
この組み合わせがいいのです。
オープンクエスチョンとは、
「特定の答えを予想せずに、相手の情報や意見を聞き出すために
使用される質問形式です。
これは、一般的に相手の考えや感情について深く探求するために
使用されます。
この質問形式は、相手に自由な発言の機会を与え、より詳細に
情報を引き出すことができます。
例えば、「なぜそう思うのですか?」、「それについてもう少し
おしえてください」などがオープンクエスチョンの例です」
アクティブリスニングとは
「単に聞く事ではなく、相手の言葉を理解し、相手の感情や意図を
理解しようとする積極的なスキルです。
この方法は、相手の発言に対して興味を持ち、注意を払い、
相手の言葉に反応し、確認や要約を行うことで、相手の
メッセージを正確に理解することを目的としています。
例えば、相手の言葉に対して、興味を持ち、確認のために
「あなたが言っているのは・・・・ですね」といった形式で要約を
行ない、相手の言葉を理解しようとする態度をもつことが重要です。」
この、オープンクエスチョンとアクティブリスニングは意識しないと
なかなか使いこなせません。
聞く側の姿勢としては、相手の考えていること、思っていることは
わからない、という態度が大切です。
ですから、質問をするのです。
往々にして、相手のことを分かったと早合点したり、また、相手の
話していることをジャッジしてかってに決めつけなりしがちなのです。
相手の答えを、イエス、ノーという回答の質問ではなく、相手がどう
思っているか、どう感じているかを相手の言葉で話してもらうことです。
相手のはなしている内容を真剣に聞くことです。
うわの空で聞いていると、相手の人はちゃんとわかるのです。
ですから、話の内容を要約するのです。この際に大事なのは相手の
言った言葉をそのまま返すのです。「爽やかな気持ちです」と相手
が言えば「爽やかな気持ちなのですね」とそのまま相手に伝えます。
それを「清々しい気持ちなのですね」と伝えると言葉の意味も異なり
ます。
この二つの手法を自然に使えるようにしたいですね。
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