生きるものは 生かしめ給う
死ぬものは 死なしめ給う
我に手のなし 南無阿弥陀仏
この言葉は藤原正遠師の言葉。
この言葉の要旨は
「我に手のなし」にある。
生死にかかわる自分である
「我」はいないということなんだ。
このことは、江戸時代の名僧「良寛」さんの言葉、
災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬる時節には死ぬのがよく候。
是はこれ、災難をのがるる妙法にて候。
古今東西にわたり、また、時代を超えて
この様な考え方がある。
これらの考え方は直観で感じる言葉
であり、理屈は二の次になる。
先日、お話をさせて頂いた「宇宙の基本原理の教え」
も、聞かれた後に気持ちが楽になったという人も
おられたと聞いた。
私たちはエゴ(自我)を手放し、
委ねた時に、何かが抜け落ちた様に楽になる。