ネサン氏とソマチッド

はじめに

ソマチッド、この単語を知っている人にとってはとても魅力のある、しかし、知られていない部分が沢山ある謎を秘めています。
ガストン・ネサン氏のことや714XをHPに載せたのに、ソマチッドの事に触れないのは片手落ち、いや、両手落ちに等しい。
しかし、何故か積極的に書く気になりませんでした。それは、ソマチッドが日本では複雑になっているからかもしれません。でも、そうは言っておられませんので、本の資料から引用させて頂き載せることにしました。
ガストン・ネサン氏が命名した「ソマチッド」はそれ以前に既に何人かの人たちにより観察されていました。しかし、ネサン氏がその本体をだいぶ明らかにしました。
この謎に包まれた「有機小体」を実際に見た人は未だそれ程いないと思えます。私も2006年の9月頃、初めて暗視野顕微鏡で見ました。しかし、この生体顕微鏡を扱っている人たちは、ソマチッドの存在に気づいていなかったし、その意義も勿論認めてはいなかった。

私は赤血球の間をチョロチョロしている小さなゲンゴロウみたいな物体を見て、その不思議さに感激したのを憶えています。
しかしながら、未だ、ソマチッドは謎に包まれているし、われわれが入手できる情報は限られています。
ガストン・ネサン氏に関しての詳細な情報が記載されている本に「完全なる治癒」(クリストファー・バード著、徳間出版)がありますが、現在は絶版になっています。 今回この本から、ソマチッドに関する記載を選び出しました。全ての内容はこの本に基づいている事を最初にお断りいたします。

1)ソマトスコープについて

ネサン氏は、微細なものが観察できる顕微鏡を開発し、それをソマトスコープと名付けました。この顕微鏡の大きな特徴は、微細な生体が観察できることと、三万倍の倍率、約百五十オングストロームの分解能で、微細な生体のさまざまな形態を観察できる顕微鏡を開発した事に端を発します。

2)ソマチッドとは

ソマチッド

ソマチッドは、あらゆる生物の体液の中に、特に血液の中に、負の電気を帯びた互いに反駁しあう微粒子を発見しました。それが多形態性のサイクルを持つ事も発見した。そして、ソマチッドと名付けました。
大きさは、数オングストロームから0.1ミクロンぐらいで、取り出して培養する事もできます。その結果、ソマチッドには多形態性のサイクルがあることがわかりました。
もっと不思議なことは、ソマチッドの不滅性です。セ氏200度以上の炭化処理温度に耐え、どんな生物でも十二分に殺せる五万レムの放射線にさえ耐えます。また、いかなる強い酸の影響も全く受けません。遠心分離器の残留物から取り出しても無事であり、ダイヤモンドのナイフでも切ることはできず。その他どんな方法によっても傷つかない、信じられない硬度をもっています。
これは、ネサン氏の発見になるその新しい有機体が不滅であることを意味しています。つまり、我々人間のような宿主が死んだ後、それは土に戻り、土の中で何千年、何万年と、もしかしたら何十億年も生きるのかもしれないということです。

このソマチッドは、本来、基本的に電気を帯びています。ソマチッドの核は陽電気を帯び、その外面を覆っている膜は陰電気を帯びています。
ネサン氏は、ソマチッドは<エネルギーの具現>であるという結論に達しました。ソマチッドは生命が<最初に分化した>具体的な形態であり、動植物の生きた生体には伝達できる遺伝的物質を持っています。

3)ソマチッド サイクル

ソマチッド・サイクル

ネサン氏は、十六段階のサイクルは病気の原因ではなく、病気の兆候だと考えています。つまり、危険の前兆を警告するフラッシュライトのようなものです。
ネサン氏は新鮮な血液からソマチッドを取り出し、それを試験管で培養し、再び動物の血液中に戻す方法を教えてくれました。
健康な人の血液には、ソマチッド、胞子、二重胞子が見られる。そして、この三つの段階で、細胞分裂に不可欠の増殖ホルモン、トレファンが生成されます。
トレファンは生命を維持するために不可欠な物質です。健康な人では、血液中にトレフォンを抑制する物資が存在するため、ソマチッドのサイクルは二重胞子の段階までしか進みません。その抑制物質は銅や水銀、鉛などの無機物質か、シアノヒドリンのような有機物です。
この三段階で、細胞の増殖に必要な適量のトレフォンが生成されます。ストレスや病気のために、血液中のこの抑制物質の濃度が低下すると、ソマチッドのサイクルは自然な成長を続け、さまざまなバクテリア形態が出現します。
二重胞子の次はマイコバクテリウム形態、その後は酵母菌形態が現れます。これらは四~五ミクロンの大きさで、速やかに子嚢胞子になり、成長すると胞子になります。血液標本を染色すると、子嚢は小さなリンパ球のように見えますが、通常の方法では識別できません。子嚢の次には線維状の葉状体になります。葉状体の中では重要な細胞質が形成されるが、この細胞質は子嚢から作られるもので、それらの間には結合が見られます。この結合と蠕動によって、細胞質が形成されます。これらは菌糸体の形態をしていますが、菌類の特性は持ちません。この偽菌糸体の要素が活発な細胞質で完全に成熟すると、葉状体は破裂し、大量にある周囲の新しい粒子の中に放出されます。この粒子がサイクルを再び開始します。空になった葉状体は線維状をしており、一般的には人工産物とみなされています。

4)ソマチッドと病気の関連性

ネサン氏は、慢性関節リウマチや多発性硬化症、狼痩、ガン、そして最新のものではエイズなど、さまざまな変性疾患に苦しむ患者の血液中に見られるソマチッドのサイクルを観察した結果、これらの疾患と十六段階のソマチッドの形態変化には関連があることを突き止めました。
赤血球を洗滌して、赤血球の外にあるソマチッドまですべて取り除いてから血液を熱すると、赤血球の中に液体の状態で潜伏していたソマチッドが具体的な形を帯びて、十六の形態に次々に変化している様子が分かります。これは「免疫機構が不安定になった時に起こる現象だ」とネサン氏は言います。
ネサン氏は、ソマチッドはDNAの前駆物質だと言っています。つまり、これまで生命活動の基本単位と考えられてきたDNAを理解する上で欠落していた<ミッシング・リング(失われた環=生物の進化において未発見の仮想存在の生物)>をソマチッドが提供できるということです。
ウイルスが成長するためには、生体内か試験管内でこの種の支え、つまり(援助の手)が必要なのです。これはウイスルがDNAを持つのに対し、ソマチッドは、DNAの前駆物質、つまりDNAの前身であるという事実と関係があります。
ソマチッドは生きた有機体に遺伝的な影響を及ぼす実験をしました。まず、白い毛皮のウサギの血液からソマチッドを採取します。そのソマチッドを含む溶液を、黒い毛皮のうさぎの大動脈に一日1CCずつ二週間続けて投与します。すると一か月足らずで、黒いウサギの毛皮が灰色に変わり始め、毛の半分が白色に変わります。逆に、黒いうさぎのソマチッドを白いうさぎに投与すると、白いうさぎの毛皮は同じように灰色に変わり始めるという。そして、皮膚をお互いに移植しても拒否反応は起こりません。

5)おわりに

人はみな<Nu(新)有機体>を持っており、健康な時には抑えられているが、病気になると<監視>を逃れるとしています。しかし、まだ解明されていない難しい問題があります。それは形態の変化したソマチッドが、病気になった結果現れるものなのか、それとも病気を引き起こす原因なのかということです。
以上の観察からネサン氏は次のような結論に達しました。
細胞分裂(動物、植物のいずれにおいても)には、ソマチッドが必要である。
トレフォンはソマチッドによって産生される。
ソマチッドは多形態性のサイクルを持つ、サイクルの進展は血液中の抑制物質によりコントロールされている。
血液中の抑制物質が不足するとトレフォンが大量に生成され、細胞の代謝に異常が起こる。
変性疾患はいずれもこの異常が原因で起こる。
以上のことを考えると、ガンの進行過程を調べる上で、<ガンは局所化された全身病である>という見解が重要になる。
ソマチッドの不思議さは、顕微鏡の精度は異なりますが、現在、私たちは直接観察できるという事です。多くの研究は自分たちで直接観察できることは稀です。でも、ソマチッドは可能なのです。   
しかし、未だ、未だ、謎に包まれているといえるでしょう。これから、少しずつその謎が解け、理解が深まる、そんな状況になれば、医療も変わることだと思います。

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